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フィナンシャルプランナーの視点

冬のボーナスの行方

もう、日本の銀行の円預金の利率の低さにはうんざり!という人も多いと思います。金利情勢はほぼゼロのままで、全く動く気配がありません。この様な状況で、銀行に預けてあった預金から投資商品に資金が少しずつ動き始め、株式市場はかなり甦って来ました。また、円安も進行中で、半年程度前にドル預金をしている人はかなり利益が出て来ています。

   この様な状況で私たちの大切なボーナスはどこへ預けるべきでしょうか?今回は現在の経済情勢も考えながら運用先を考えてみましょう。


私たちが運用できる金融商品の対象は主に3つあります。株式、債券(国債や社債)、外貨になります。それ以外は不動産や金などの現物資産に投資する事も可能です。しかし、現在まで投資を全く行なってこなかった人は、何に投資すればよいか判断に苦しみますし、短期間の売買を繰り返して、突然上手く運用することはほぼ不可能だと考えられます。残る方法は、中長期で日本経済や世界経済の動きをある程度予想し、そのシナリオに沿って私たちの資産を分散して配分していく方法になると思われます。


それでは日本経済の未来はどの様になっていくでしょうか?3つほどのシナリオを考えてみました。

@???? 日本経済が完全復活するベストシナリオ

現在の景気回復局面がさらに長く続き、団塊の世代の大量退職も生産性の向上や、若者の頑張りにより日本経済は国際競争力を取り戻す。また小泉改革が今後1年で着実に進み、公務員の意識も向上して国債の膨張も止まって財政健全化する。日本はアジアの中で中国より優位な経済的な立場を維持し続けることが出来る。

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  A 日本経済の復活はそこそこで止まってしまうシナリオ

日本経済はある程度復活するが、少子高齢化が進み2010年以降は徐々に景気後退局面が多くなり、長期的には衰退に向かう。ただし、バブル崩壊などの大きな混乱は無く、比較的安定した経済情勢が続く。公務員改革はある程度進むが、実質的な官僚支配は続く。国債は現状維持が精一杯で、国家財政は綱渡りが続く。中国との関係は比較的良好だが、アジアのリーダーの役割は徐々に中国に移る。

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B???? 日本は経済的な破綻に向かって進んでいくシナリオ

現在の景気回復局面は長くは続かず、結局景気後退局面が早いタイミングで訪れる。団塊の世代の大量退職によって企業の活力も急激に弱くなる。また早いタイミングで消費税の税率がアップされ、景気悪化に拍車がかかる。また政府は景気回復と物価上昇を目指し低金利を必要以上に継続し、副作用で物価が急騰する。アジアのリーダーは完全に中国に取って代わられる。


皆さんがどの様な未来を思い描くかによって皆さんの運用先も変わってきます。明るい未来の@のシナリオだったら、間違いなく日本株に投資しておく事が最も運用成績が良いと思われます。また、国内の不動産に投資してもある程度のリターンは期待できるのではないでしようか。反対に外貨に投資しておいた場合には円高局面が訪れますので、為替差損を被ってしまい、運用成績はかなり低パフォーマンスになってしまうでしょう。

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もし、Bの悲惨な未来を予想されるのでしたら、あなたの資産のかなりの部分を外貨で運用しておくべきだと考えられます。外貨の中でもドルを中心にユーロ、ポンド、豪ドル等に分散とうしされると良いでしょう。

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両極端でないAのシナリオを考える場合や、全く将来は予想できない人にとっては投資先を絞ることは出来ないという事になります。つまり株式投資、外貨、さらに不動産にバランス良く配分する事が必要になります。現在は株式市場の上昇が顕著ですから、株式投資に少し重点をおいて運用されると良いと思います。


  ちなみに1回のボーナスで分散した運用をなされる場合には小額で低コストな金融商品を利用する事が重要です。以下におすすめの金融商品を紹介します。

  日本株に投資する場合   ETF(指数連動型上場投信)

  日本の債券に投資する場合 個人向け国債(10年満期)

  外貨に投資する場合    外貨建てMMF、ネット銀行での外貨預金

  不動産に投資する場合   J−REIT(上場不動産投信)

(ファイナンシャルプランナー 山内伸浩)

 

 
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